【神谷年寿】スマホでの撮影で気をつけるべきこと

普段私が一眼レフやビデオカメラで撮影する際に心がけていることは「見やすく」「心に残るカット」を作ることです。
カメラを扱うという点で、スマートフォンで写真や動画を撮る際にも同じことが言えます。
そこで魅力的な1ショットを撮るために気をつけている、基礎中の基礎を紹介します。

まずは失敗写真、残念な写真とはどういうものかを考えるところから始めてみましょう。

1つ目は、『被写体がブレている』
一番見せたいものにピントが合っていない、もしくは被写体の動きや手ブレによって意図しないボケが生じるパターンです。
臨場感を出すためにあえてぶらす場合でもない限り、残念な印象を与えることになります。

2つ目は『露出不足で暗い』
露出補正が適度でなく明るい場所で撮ったはずのものが暗く写ってしまう場合があります(露出補正とは、光を取り込む量を設定することです)。
あとで明るく編集することもできますが、もともと暗かった画像を無理やり明るくすることで画質が悪くなりノイズの発生や色の破綻が起きてしまう恐れがあります。特に人が主役のもので顔が暗く沈んでしまうのは勿体無いことです。

この2つの基本的なミスを防ぐことで、構図やシチュエーション選びに集中してカメラを構えることができます。気をつけることはとてもシンプルですので、ぜひ覚えていただきたいと思います。

まず『ブレ』を抑える方法。

高価な手ぶれ補正つきのレンズでない限り、人がカメラを手で持つ状況では必ず手ブレは起きます。
極力このブレを抑えるには、
1、脇を締める
2、動きながら撮る時は上半身の縦揺れに注意する
この2点を意識することでしっかりと安定した写真や映像を撮ることができます。
縦揺れを抑える、とは、下半身を柔軟に動かし、膝をクッションのように衝撃を吸収しながら歩くイメージです
(私はこれを『忍者ウォーク』と呼んでいます)。

次に『露出不足問題』を解決する方法。

ほとんどのスマートフォンはタップする部分が明るければ暗く、暗ければ明るくなるよう露出補正をするようになっています。
顔や料理が暗いなと思った時はその被写体をタップしてみてください。
ただ、その性質上白く飛んでしまうほど明るい場合、そこをタップすると極端に暗くなってしまいます。
その場合は壁やテーブルなど他の部分でちょうど良い明るさのものを見つけてタップしてみるといい結果が出るかもしれません。

色々試して見てください。

本当に基本的なことでしたが、以上のことに気をつけることで更なるクオリティアップや美しい写真や映像へのステップへ繋がります。

さらなるテクニックについてはまたいつかお話できたらと思います。

投稿:神谷 年寿 (かみや としひさ)
1989年11月生まれ
愛知県出身
大阪芸術大学映像学科卒業
ゲーム会社でCGの制作をする傍らウエディングやイベント撮影、PVなどの映像制作を行う。
2017年8月より映像フリーランスとして活躍中

■受賞・入賞歴
・2013年東京学生映画祭アニメーション部門グランプリ
・2013年東京国際映画祭日本学生映画祭上映作品